頚性神経筋症候群とは何か?
原因不明の不調。原因はストレスではなく「首の筋肉の異常」でした
パソコンを長時間集中して使用している方や、携帯電話でメール、一日中ゲームをしている方の中には、頭痛やめまい、吐き気、絶えず疲労感を感じている方もいるでしょう。家庭の中で、誰も気付いてくれない慢性的な苦しみや痛みで日々悩む主婦の方も多いと思われます。
このような原因不明の体調不良は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という簡単な言葉が使われていますが、重症になるとほとんどの人が死に至る大変重大な病気です。一般的にはストレスが原因とされていますが、実は「首の筋肉の異常」が原因だったケースは非常に多いのです。
首の筋肉の異常は、私が副交感神経センターと名付けている部位に異常がおきたときに神経症状が出てきます。副交感神経は、血管、呼吸器、胃腸や消化器を中心に全身をコントロールする、もっとも重要な神経のひとつです。そのため、「首の筋肉の異常」が体の不調をもたらしてしまうのです。
「うつむき姿勢」になってしまう機会が多い現代人の生活習慣病。これを「頚性神経筋症候群」と名づけました。
【首こりが原因で起こる疾患】
緊張型頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ、パニック障害、ムチウチ、更年期障害(難治)、慢性疲労症候群、ドライアイ、多汗症、不眠症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス、便秘症、起立性調節障害
不定愁訴の根本的な治療は、まず「首の治療」から
不定愁訴は、耳鼻科、眼科、消化器科、循環器科、脳神経外科、神経内科、整形外科、精神科などあらゆる診療科目の症状が出るのが特徴です。各専門医の元を訪れても、病院の検査では、異常が見つからない。結局は痛み止めなど、“その場しのぎ”の対症療法をされているのが現状です。
薬をやめればすぐに再発する、症状は一向に改善されません。なぜならば、副交感神経の異常をもたらす「首の筋肉の異常」の治療が行われていないからです。
首の筋肉の異常が原因と診断されないまま的外れな治療を続けると、症状はさらに悪化し、最終的にはうつ状態になってしまいます。
これは、頚筋の異常が原因で起こるうつで、精神うつと区別するために、「頚筋性うつ(自律神経性)」と名付けました。今や頚筋性うつはどんどん増え、全うつの95%を超えています。しかも、精神科の大うつ病が重症でも自殺率はおよそ15%ほどですが、頚筋性うつは圧倒的に自殺率が多いのです。
心身ともにダメになる前に、まずは頚性神経筋症候群の可能性を疑ってみてください。
日本を代表する、脳神経外科、神経内科・婦人科・整形外科医が診察
私の元では、「今までどこの病院でも治せなかった病気を治す」という使命のもと、日本を代表する経験豊かな脳神経外科、神経内科・婦人科・整形外科の先生方が診療に当たります。そのほとんどが東大医学部出身の穏やかなやさしい先生です。
「頚性神経筋症候群」の判断は、精密検査に問診や触診の結果と合わせて総合的に判断しますので、複数の症状にお悩みで、どの外来の診察を受けたらよいかわからない方も、症状に合わせた適切な診断・治療が可能です。
また、生活習慣病である頚性神経筋症候群の原因を探るためにも、患者様とのコミュニケーションを重視しています。
頚性神経筋症候群を診察・診断できる医療施設
診療している施設は、
などです。
頚性神経筋症候群を治療できる施設
また治療につきましては、各地に私が監修した首こり専門治療院(下記)があり、そこでは私の元で頚性神経筋症候群専門の治療方法を研修したスタッフが「頚筋病」と「頚性神経筋症候群」の治療をしています。