慢性疲労症候群が治り日常生活へ復帰

症例 NO.057 28歳 男性

朝起きられない、会社に出られない慢性疲労症候群の男性。頚性神経筋症候群の治療を開始して、3週間後には朝もすっきり目が覚めるようになり、 6週間後には通常の日常生活を過ごせるまでに回復した。
症状経過

半年前より、疲労感が強く、頚部の張り・痛み、微熱がありすっきりしなかった。 全身がだるく、朝も起きられない状態であった。仕事をするとすぐに疲れてしまい、意欲も なくなってきた。頚や肩が張るので整体やマッサージへ行ったが直後は良くなったが、翌日は返って治療前より悪くなった。内科にかかり、血液検査をしても異常無しと診断された。メンタルクリニックなどなどいろいろの病院へ通院してみたが、症状は改善されなかった。仕事はパソコンでの作業が長時間であった。仕事に出られた日も、朝から調子悪く、1日中ゆううつであった。次第に、朝起きられなくなり出社出来ない日が増えた。頚こり、肩こりが強く、頭痛はなかった。微熱も続いた。

日付 頸椎部のチェック 症状 合計


頸椎部のチェック図 瞳孔が開き放しで左右とも9/10で、対光反射がみられなかった。

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
4   風邪をひきやすい。
5   メマイ、又はふらつきがある。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
18 微熱がでる。
19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
22 何もしたくない、たいそう、億劫、意欲がない。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。

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頸椎部のチェック図

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
4   風邪をひきやすい。
5   メマイ、又はふらつきがある。
6   ふりむいた時や歩いている時、何となく不安定。
8   夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
22 何もしたくない、たいそう、億劫、意欲がない。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

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頸椎部のチェック図 自覚的にも他覚的にも特に大きな変化は 見られない。瞳孔8/10(左・右)で、光をあてると6/10となるがすぐ8/10にもどった。

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
4   風邪をひきやすい。
5   メマイ、又はふらつきがある。
6   ふりむいた時や歩いている時、何となく不安定。
8   夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
22 何もしたくない、たいそう、億劫、意欲がない。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

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自覚的にも他覚的にも特に大きな変化は 見られない。

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
4   風邪をひきやすい。
5   メマイ、又はふらつきがある。
6   ふりむいた時や歩いている時、何となく不安定。
8   夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
22 何もしたくない、たいそう、億劫、意欲がない。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

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うつ症状は完全に消失し、このころより、すっきりと目が覚めるようになる。

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
4   風邪をひきやすい。
6   ふりむいた時や歩いている時、何となく不安定。
8   夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。
11 異常に汗をかきやすい。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
18 微熱がでる。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

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微熱が治まった。自覚症状が大幅に減少した。

3   肩が凝る、肩が張る。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

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自覚的にも他覚的にも特に大きな変化は見られない。瞳孔左右7/10で光を当てると3/10となり、その後少し拡大し、4/10となった。

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
8   夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

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頸椎部のチェック図 他覚的所見は完全に消失した。残った症状も、それほど気にならない程度にはなっている。

3   肩が凝る、肩が張る。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。

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体験記

半年ほど前から症状が出はじめた。風邪をひいて治らず、全身がだるい、仕事をするとすぐに疲れる、目まい、肩のこり、目の疲れがあった。 問診票で18症状。内科にかかり血液検査をしたが、異常はないと診断された。その後、ラジオで知った両親からの紹介で東京脳神経センターへ行く。 MRIで首の断層写真を見ると、第2、3番頸椎に異常があり、それが原因ではないかということで入院をすすめられ、約3ヵ月間、空きを待ちながら通院した。症状は良い時もあれば悪い時もあり、悪くなると外出する意欲も失われ、通院が何日かできない時期もあった。先生の診断の結果を受けて、少しは気分が楽になった。

原因は何か、色々と考えていたが、10年以上前にバイクで転倒した時があったが、傷は軽く何も異常はなかったし、良く分からない。 日々コンピューターを前に仕事をしているので、それも影響しているのではないかと疑うが、分からない。 症状の直接的な原因が明らかになっただけでも楽であった。

入院が可能だという知らせを受けて、仕事の整理をして香川県の田園風景ひろがる松井病院へ入院した。 毎日、ホットパック、電気治療が3種類、鍼をくり返し、あとは安静にしている必要があるということで、ベットの上ですごした。

3週間くらい経過して、症状は良くなっていった。その後、一時的に悪くなることもあったが、電気治療の強度をできる限り強くしたり、枕を工夫して首・肩の筋肉に負担がかからないようにすると楽になった。 首の凝りは残ってはいたが、その他の全身症状は消え、朝もすっきりと目が覚めるようになった。

6週間くらい経過して首の凝りもとれ、肩の凝りは少し改善した。通常の日常生活を過ごせる位までなった。 目のかすみは少し残るが、それほど気にならなくなった。2ヵ月弱で症状は問診票の18個→2個に減り退院できるまで改善した。

おかげさまで回復し退院することができます、ありがとうございました。