うつ病、低髄液圧症候群と診断されていたが頚筋治療で改善

症例 NO.044 19歳 女性

うつで自殺も考えていた若い女性が頚性神経筋症候群の治療で完治して抗うつ剤から解放された。
症状経過

5年前からメマイ、頭痛、全身ケンタイで発症し、すぐ横になりたいという症状があった。頭寒足熱ということばの反対で頭熱足冷の状態がつづいた。低髄液圧症候群が疑われた。プラセンタ療法が行われ3ヵ月も4ヵ月も治療を続けたが、改善がみられなかった。

日付 頸椎部のチェック 症状 合計
初診時 頸椎部のチェック図 頭痛、頚部痛、肩こり、メマイ、ふらつき、不眠、体温調節障害、心悸亢進、視力障害、眼精疲労、眼痛、全身倦怠、症状の天候依存性があり、天気が悪くなる前に症状が強くなった。天気予報がよく当った。前に述べたように、すぐ横になりたくなり、頭がのぼせ手足が冷めたいという症状があり、問診30問中22症状があった。うつ症状がおき、何もする気がせずに気分が落ち込み、気が減入りそうで集中力も低下し、理由もなく不安な気持ちになり、根気もなくなって、仕事も続けられなくなった。うつ症状のつよいときには、このまま一生、この状態が続くと思うとますます気分が滅入り、本当に生きていても仕方がないので自殺しようと考えていた。 ある日、当院のことを週刊誌で知り、問診をしたらピッタリで、この病気こそ自分の病気で、今までいろいろの病院を受診したが原因がわからなかった。はじめて自分の病気はこれだと確信して当院を受診した。 頚筋の状態は図に表すように、チェックポイントすべてが異常であった。
入院時 頸椎部のチェック図

1   頭が痛い、頭が重い。
2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩がこる。
5   ふらっとする。
6   歩いていたり、立っている時なんとなく不安定。
8   夜寝つきが悪い。目覚めることが多い。
9   血圧が不安定である。
10 暖かいところに長時間おれない。体温の調節異常。
11 汗がでやすい。
12 静かにしているのに心臓がドキドキする。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
20 すぐ横になりたくなる。
21 疲れやすい。
22 何もする気が起きない。意欲がない。
23 天気が悪い日やその前日、調子が悪い。
24 気分が落ち込む。気が滅入りそうだ。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
26 わけもなく不安だ。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

22
1週間後 頸椎部のチェック図

1   頭が痛い、頭が重い。
2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩がこる。
5   ふらっとする。
6   歩いていたり、立っている時なんとなく不安定。
8   夜寝つきが悪い。目覚めることが多い。
9   血圧が不安定である。
10 暖かいところに長時間おれない。体温の調節異常。
11 汗がでやすい。
12 静かにしているのに心臓がドキドキする。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
20 すぐ横になりたくなる。
21 疲れやすい。
22 何もする気が起きない。意欲がない。
24 気分が落ち込む。気が滅入りそうだ。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
26 わけもなく不安だ。
27 イライラして焦燥感がある。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

22
2週間後 余り改善がなかった。

1   頭が痛い、頭が重い。
2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩がこる。
5   ふらっとする。
6   歩いていたり、立っている時なんとなく不安定。
8   夜寝つきが悪い。目覚めることが多い。
9   血圧が不安定である。
10 暖かいところに長時間おれない。体温の調節異常。
11 汗がでやすい。
12 静かにしているのに心臓がドキドキする。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
20 すぐ横になりたくなる。
21 疲れやすい。
22 何もする気が起きない。意欲がない。
23 天気が悪い日やその前日、調子が悪い。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
27 イライラして焦燥感がある。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

20
3週間後 頸椎部のチェック図 症状が15に減り、頭痛が軽くなり、メマイも少なくなり、気分的にも楽になった。特筆すべきことは、うつの症状がすべて消えた。

1   頭が痛い、頭が重い。
2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩がこる。
5   ふらっとする。
6   歩いていたり、立っている時なんとなく不安定。
8   夜寝つきが悪い。目覚めることが多い。
11 汗がでやすい。
12 静かにしているのに心臓がドキドキする。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
16 目が乾燥する。
20 すぐ横になりたくなる。
21 疲れやすい。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

15
4週間後 頸椎部のチェック図 症状が10に減り、頭痛、メマイのない日も出てきた。精神症状は相変わらず消えたままである。

1   頭が痛い、頭が重い。
3   肩がこる。
5   ふらっとする。
9   血圧が不安定である。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
21 疲れやすい。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

10
5週間後 症状9となる

2   頚が痛い、頚が張る。
5   ふらっとする。
11 汗がでやすい。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
16 目が乾燥する。
20 すぐ横になりたくなる。
21 疲れやすい。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

9
6週間後 頸椎部のチェック図 他覚的な異常所見は頚の上半分だけとなり、メマイがときどきあるのと、頚部のハリが残っていた。

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩がこる。
5   メマイ、又はふらつきがある。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
20 すぐ横になりたくなる。
23 天気が悪い日やその前日、調子が悪い。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

8
7週間後 頸椎部のチェック図 他覚的異常は頚の一番上の部分に少し残っているだけで症状は6となった。症状はほぼ正常範囲に入る

2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩がこる。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
21 疲れやすい。
23 天気が悪い日やその前日、調子が悪い。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。

6
8週間後 頸椎部のチェック図 他覚的異常は全くなくなった。精神症状は全くなく、抗うつ剤も中止したままで治癒した。

2   頚が痛い、頚が張る。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
21 疲れやすい。
22 何もする気が起きない。意欲がない。

4
9週間後 頸椎部のチェック図

3   肩がこる。
13 目が見えにくい。像がぼやける。
21 疲れやすい。

3
10週間後 頸椎部のチェック図

13 目が見えにくい。像がぼやける。
21 疲れやすい。

2
11週間後 頸椎部のチェック図 その後本人の希望もあり、念には念を入れて症状の再発を診たが、再発もなく、退院した。

13 目が見えにくい。像がぼやける。
21 疲れやすい。

2