私は2年前に突然はげしいめまいと右目の奥の痛み、右耳のつまり、不眠、胃腸障害、右肩・首の痛みなど様々な症状が起こり総合病院の消化器科、耳鼻科、眼科、脳外科、神経内科、整形外科を何件も受診しました。
しかし、どこに行っても原因がわからず、最終的には心療内科を紹介され「軽いうつ病」と診断されました。安定剤(デパス)と睡眠薬を服用して少しは楽になるものの完全にはよくならず、自分でも「本当にうつ病なのか」と疑問を持ち「この治療では一生治らないのではないか」という不安な気持ちで精神的にも肉体的にも辛い毎日を送っていました。
そんな時、母が偶然週刊誌の記事から見つけた、「頚性神経筋症候群」という病名、30個ある問診のほとんどがあてはまり、すぐに松井病院を受診しました。
5ヶ月間、自宅で順番を待って9月に入院が決まりました。
入院当初は、電気や鍼の治療や点滴、ホットパックの後は必ずと言っていい程、めまいがひどくなり、入院前より逆に体調が悪化しているのではないかと不安に思い、落ち込んだりもしていました。
しかし、それも1ヶ月位でほとんどおさまり、ずっと手放せなかった安定剤も少しずつ減らしていく事が出来ました。
その後も体調に波があり、自分では良くなっているという実感はなかったのですが、ある日ものすごく体調が悪くなり2週間位、その状態が続いた時にはじめて「入院前は私こんな状態だったんだな」と気付き、少しずつ良くなっている事を実感しました。
その後、治療を続けているうちに悪かった体調も少しずつ回復し安定剤も完全にやめる事が出来、無事に退院の日をむかえることが出来ました。ありがとうございます。
症状経過