高校生の頃、歩いていて床が沈むように思ったり、左足と右足の長さが違うように思ったり、不眠になったり、わけもない不安感があったり、うつの症状が出た。頚こり、肩こりもあった。小児期から自殺願望があった。6年前よりうつの治療を受けた。自律神経の症状や腹痛・下痢など消化管の症状があった。小児期に頭部外傷があり嘔吐、意識消失があったらしい。当院受診まで坑うつ剤を投与され、便秘も続いた。週刊誌で当院のことを知り、来院した。
日付 | 頚椎部のチェック | 症状 | 合計 |
初診時 | うつ症状を中心に頭痛、頚こり、肩こり、メマイふらつき、不眠、発汗異常、体温調節異常、心悸亢進、目の症状として像がぼやける(これは診察で瞳孔が大きくなり光を当てると少し収縮してすぐ元の大きな状態に戻ることが原因であった。)目が疲れやすい、光が眩しく目を開けていられない、目が乾燥する、つばが出すぎる、微熱が出る、胃腸の調子が悪い、いつも体がだるく横になりたい、疲れやすい、集中力が低下し、焦燥感がある、根気がなくなり仕事を続けられなくなる、頭が熱いのに手足が冷たい、胸を圧迫される感があり痛い、天気が悪くなる前に症状が強くなる、など問診30問中27の異常があった。診察で、頚筋のチェックポイント9ヶ所のうち、全部に10年以上続く古い異常所見が見られた。 | ||
入 院 後 |
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1 頭が痛い、頭が重い。 |
27 |
1 週 間 後 |
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診察上、頚筋の異常は変化なく、問診の異常は27→23に減少した。
1 頭が痛い、頭が重い。 |
23 |
2 週 間 後 |
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診察上の頚筋の異常は正中の下端部が1つ減り、問診の異常は20になった。
2 頚が痛い、頚が張る。 |
20 |
3 週 間 後 |
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診察上の異常はチェックポイント9ヶ所のうち、4ヶ所となった。問診は19に減少。
1 頭が痛い、頭が重い。 |
19 |
4 週 間 後 |
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診察上の異常が前回より2つ増え、6ヶ所となった。問診の異常が13に減少。
3 肩が凝る、肩が張る。 |
13 |
5 週 間 後 |
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診察上は異常なところは全部消失した。問診はまだ10ヶ所残っていた。患者さんの仕事の都合で退院希望があったので退院とした。
3 肩が凝る、肩が張る。 |
10 |