慢性疲労症候群、うつ症状が改善
症例 NO.017 14歳 女性
朝起きられない、体がだるい。登校出来ない。 慢性疲労症候群の女子学生が頚性神経筋症候群の治療で改善
症状経過
3年前より、胃腸の症状があった。肩こりもはじまった。2年前より朝おきられなくなり、登校が出来なくなった。心療内科で治療がはじまった。1年前よりうつ症状が出てきた。頭痛も出現。勉強も出来なくなった。勉強にも集中力がなく頭に入って来なくなった。
当院受診時
頭痛、頚こり、肩こり、メマイふらつき、心悸亢進、目がつかれる、涙が出やすい、腹部症状、全身倦怠で横になっていたい、意欲がない、気が滅入る、集中力がない、 理由のない不安感、イライラして焦燥感がある、根気がないので勉強も手につかない、頭が熱くなり手足が冷たい、天気が悪くなる前に症状が強くなる。
日付 |
頸椎部のチェック |
症状 |
合計 |
入 院 時 |
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診察で頚筋のチェックポイント7ヵ所すべてに異常所見あり。入院前に、外来にて7回加療。
1 頭が痛い、頭が重い。 2 頚が痛い、頚が張る。 3 肩が凝る、肩が張る。 5 メマイ、又はふらつきがある。 8 夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。 12 静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする。 14 目が疲れやすい、または痛い。 16 目が乾燥する、又は涙が出やすい。 19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。 20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。 21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。 22 何もしたくない、たいそう、億劫、意欲がない。 23 天気が悪い日やその前日、症状が強い。 24 気分が落ち込む。気が滅入りそうだ。 25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。 26 わけもなく不安だ。 27 イライラして焦燥感がある。 28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。 29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
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19 |
1 週 間 後 |
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うつ症状もなくなった。体のだるさはとれて来た。
2 頚が痛い、頚が張る。 3 肩が凝る、肩が張る。 5 メマイ、又はふらつきがある。 7 吐気がある。 12 静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする。 14 目が疲れやすい、または痛い。 16 目が乾燥する、又は涙が出やすい。 17 つばが出やすい。出過ぎる。 27 イライラして焦燥感がある。 29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
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10 |
2 週 間 後 |
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表情が明るくなって笑顔も出るようになった顔の肌が良くなって来た。腹部にはガスがたまりやすい。
3 肩が凝る、肩が張る。 14 目が疲れやすい、または痛い。 17 つばが出やすい。出過ぎる。 19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。 28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。 29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
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6 |
3 週 間 後 |
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体がだるい。
3 肩が凝る、肩が張る。 17 つばが出やすい。出過ぎる。 19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。 28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
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4 |
4 週 間 後 |
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腹がはって下痢。
2 頚が痛い、頚が張る。 3 肩が凝る、肩が張る。 19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。 28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
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4 |
6 週 間 後 |
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体のだるさはなくなった。症状が4以下となり、経過をみても変化ないので退院となった。うつ症状は入院1週目以後、出て来ていない。
3 肩が凝る、肩が張る。 16 目が乾燥する、又は涙が出やすい。 17 つばが出やすい。出過ぎる。 19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。
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4 |
体験記
入院する前は毎朝起きるのがつらくて、1日中だるい日が続いていました。勉強をしようと思っても、集中力がなくなり、勉強することが出来なくなりました。学校も行くことが出来なくなり、どうして、こうなるのかわからず、そういう自分にイライラしたり、落ち込んだりする日々が続いていました。そんな時、松井先生のことを知り、診察を受けて、首の筋肉の異常の治療を受けることになりました。
入院して2週間目ぐらいから、カチカチだった首や肩がほぐれてきて、荒れていた顔もとてもきれいになりました。だるさもなくなり、とても身体が軽くなりました。これまで、どこの病院に行っても良くならなかったのに、松井先生に診ていただいて、こんなに元気になれてとてもうれしく思います。本当にありがとうございました。
(終)