うつ病、パニック発作が治療で改善

症例 NO.019 22歳 女性

精神科でうつ病と診断された若い女性が 頚性神経筋症候群の治療で外来通院1ヶ月で改善した。
症状経過

1年前より精神状態がおかしくなり、パニック発作があったり、風呂場で大暴れを演じたり、記憶が一部無くなったりという状態で精神科を受診し、うつ病と診断され、 死にたくなり自殺も考えていた。その後精神状態が悪く、精神病院に入院した。全身倦怠で体中がだるく、ずっと横になっていたい状態で、飛び降り自殺や車で列車に飛び込もうと考えていた。

当院受診時、問診30問中26の異常があった。頭痛、頚こり、肩こり、メマイふらつき、嘔気、不眠、体温調節障害、発汗が異常に多い、目がかすんで像がぼやける、目が疲れやすい、目の奥が痛い、 涙が出やすい、微熱が続く、下痢が多く腸の調子が悪い、何もする気になれない、気分が落ち込み、わけも無く不安状態で、いつもイライラして焦燥感が強い。すべてのことに対し根気が無く、 頭がのぼせるのに手足は冷たい、胸も圧迫され痛い、天候が悪くなる前に症状が強くなり天気予報がよく当たった。診察では頚筋のチェックポイント9ヶ所すべてに異常があった。 外来にて頚性神経筋症候群の治療を毎日行い、1ヵ月後には精神症状はじめ、頭痛、メマイ、ふらつき、嘔気、不眠などほとんどの症状がとれた。

日付 頸椎部のチェック 症状 合計


頸椎部のチェック図

1   頭が痛い、頭が重い。
2   頚が痛い、頚が張る。
3   肩が凝る、肩が張る。
5   メマイ、又はふらつきがある。
6   ふりむいた時や歩いている時、何となく不安定。
7   吐気がある。
8   夜寝つきが悪い。途中で目が覚める。
9   血圧が不安定である。
11 異常に汗をかきやすい。
13 目が見えにくい、何となく像がぼやける。
14 目が疲れやすい、または痛い。
15 まぶしい、又は目を開けていられない。
16 目が乾燥する、又は涙が出やすい。
18 微熱がでる。
19 胃腸の調子が悪い。腹部膨満感がある。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。
22 何もしたくない、たいそう、億劫、意欲がない。
23 天気が悪い日やその前日、症状が強い。
24 気分が落ち込む。気が滅入りそうだ。
25 集中力が低下して、1つのことに集中できない。
26 わけもなく不安だ。
27 イライラして焦燥感がある。
28 根気がなく、仕事や勉強を続けられない。
29 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
30 腹部が痛い。腹部圧迫感がある。胸がしびれる。

26
31

3   肩が凝る、肩が張る。
20 座っていても、立っていてもだるい、横になりたい。
21 疲れやすい、何となくだるい、全身倦怠感。

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